愛媛県宇和海、豊後水道の東側に位置するこの海は、足摺岬沖を蛇行する黒潮が常に流れこむ豊かな海流の影響で水温の年間格差が小さく、プランクトンも豊富です。また沿岸はリアス式海岸で水深も深く、古くより養殖業が栄えてきました。
日振島近海は潮の流れが速く、潮流は最大7ノット、干満差は最大で4メートルもあり、回遊魚である鰤に適した漁場と言われています。
また愛媛県の最南端、愛南町から佐田岬半島にかけた3市1町からなるこの海域は、太平洋から流れこむ黒潮の影響と、浅場でも50m以上と水深も深く、海底からの悪い影響を受けにくく真鯛養殖に適した環境です。